【ドライオーガズム初心者のアネロス体験談:3】
アナニーはオナニーとは違ってすぐに気持ちよくなるものではない。
プロ野球選手もアスリートも偉大な音楽家も最初からその道を極めていたわけではない。
皆、始めは素人だったはずなのだ。
日々の鍛錬こそがアナニーによるドライオーガズムに到達するただ一つの、そして確かな道だ。
その日から私は毎日の入浴時にアナルに指を入れ前立腺を刺激する練習を始めた。
ドライオーガズムには心も大事。
アナルに指を入れながらもエロいことを考えて精神的興奮も高めていく…。
最初の数回はまだ、挿入時の不快感は続いた。
だが回数を重ねていく毎に不快感はなくなりつつあった。しかし、気持ちいいという感覚は、まだない。
まだだ・・・。まだ、修行が足りない。
指入れだけではなく日常の生活では「PC筋」なるものも鍛えるようにした。
「PC筋」とは骨盤底筋ともいい肛門の内側、そして前立腺のすぐ近く(周辺)にあって、この筋肉を動かすことにより前立腺を圧迫刺激できるというとてもエロい筋肉なのである。
アナニー界隈ではこのPC筋を鍛えることが常識となっているそう。
そう!究極の快楽、ドライオーガズム、アナニーを極めようとするならば鍛えなくてはならない!
ということでアナル指入れとPC筋トレーニングの修行の日々がつづいた。
ある時を境に指の挿入中はそうでもないが抜いた後にちんちんの根元のあたりがじんわり変な感覚になるようになる。
疼くような気持ちいいような…。
まだ、はっきりとした明確な感覚ではないけれど、これなのかな?
これが前立腺の気持ちよさなのかな?
と思うようになってきた。
光明。光が見えてきた。
トンネルを抜けるとそこはオーガズムだった・・・。
に近づきつつある感じがしてワクワクが止まらなかった。
しかし、この油断が私のアナニーライフに暗雲が立ち込めることになろうとは、ワクワク浮かれすぎていたこの時の私には知るよしもなかった……。